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誰かの席に座るということ

博士課程3年の頃、仙台に出張する機会があった。天文学の研究グループの前で研究発表をする機会を得たのだ。

その大学には仲のよい友人がいたのだが、ちょうど彼も出張中であったので、数日の滞在中ずっと彼のデスクを使わせてもらった。

彼のデスクは非常に整頓されていた。どれくらいの整頓具合かというと、彼がどんな分野に興味をもっているのか、デスクに座っただけで一目瞭然であった。笑

 

そこでわき上がる疑問は、

「彼の視点で、俺の研究を見たら、どういう反応になるだろうか。」

ということだった。

 

彼のデスクに座ることで、彼の視点を得ることがきたわけだ。

 

ビジネス書に「上司の席に座れ」とある。大学等の学問・研究の世界では、実際のところ、上司の席に座ることは難しい。しかし、空想の中だけでもする価値はある。