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情熱の貯金

ようやくこちらに来てからの研究の方向性と、熱意が貯まってきた。

雑事がいくつかあるものの、このテンションは守り抜き、一気呵成に研究を仕上げたい。

というのも、研究には鮮度があるからだ。鮮度を決めるものには2種類ある。

・業界のトレンド

・自分が「これ面白い!」と思えるタイミング

今回いいたいのは後者のほう。だらだらと研究していると、そのうち他の分野に興味がうつり、結局限られた時間で成果をあげられない。研究における情熱は、貯金できないのだ。あとで同じ情熱を味わうことは難しいのだ。

 

以前、Skypeで友人たちと雑談(文字でのchat)しているときの内容。

 

状況

・2012年3-10月まで、ある研究テーマAでずっと研究していた。

・2012年10月に投稿。2013年1月にAを出版。

・2012年12月から全く関係ないテーマBの研究を開始。

・2013年2月からかなり面白い成果がではじめる。Bはこの後ずっと継続。

・2013年9月の学会発表で、BではなくAの研究成果を発表することになる。

 

Aについて:

Aの内容は、手法も美しくて、結果も面白く、それまでに積み上げて来た自分のキャリアで最高の結果だと自負していた。

Bについて:

しかし、Bの内容は、それをさらに上回る内容だった。手法はシンプルだったが、コロンブスの卵的な斬新さを備えており、それまで30年以上未解決だった問題に一定の解答を与えた点で画期的な内容だった。もちろん主観もあるが、Bの論文出版に合わせて、大学の広報課とプレスリリースにするくらいの内容だったということを考えても客観的にも良かったんだろう。

 

問題は、あまりにもBの成果が面白すぎて、2013年9月に「Aのプレゼン」をするテンションがなかなか保てなかったのである。

スライドを作るうちに、ようやく昔の感情がこみあげてきて、気分は少し盛り上がったものの、やはりプレゼンはいまいちであった。(声を出した練習に時間をさけず、本番では時間が厳しくなってしまった。準備不足。)

 

情熱は貯金できない。一気呵成におえてしまおう。